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D-Investment & Analysis Inc.

中長期経営計画に則った着実な運営が第一。中長期:株式投資/短中期:FX&日経平均先物取引/管理人:素人お小遣い投資家Tの個人ブログ。投資は自己責任。

«材料分析»中央ビルト工業:連結売上高6000億円を超える旭化成ホームズ株式会社と業務資本提携

材料分析
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平成29年2月14日の引け後、中央ビルト工業は決算短信とともに旭化成ホームズ株式会社との業務資本提携契約を締結したことを発表しました。

 

この発表を受け、本日15日には値上がり幅が一時前日比30%を超えるなど大きく上昇し、引け値は前日比15.83%増の139円となっています。

ufocatch.com

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 中央ビルト工業は足場などの建設仮設材の販売・レンタル及び金属加工を行う中堅メーカーで、同業のアルインコ株式会社が同社の発行済み株式数の32.9%にあたる681万株を保有し資本参加しています。

2017年新春号参考値では時価総額23.5億円です。

 

一方提携先である旭化成ホームズ株式会社は、旭化成株式会社の100%子会社であり、「ヘーベルハウス」で知られるような重量鉄骨を用いた構造耐力に強みを持つ高価格帯ハウスメーカーです。旭化成ホームズグループの連結売上高は6000億円を誇り、その売上の約半数を戸建て系の売上が占めています。

 

今回の業務資本提携は中央ビルト工業の筆頭株主であるアルインコの持ち分の一部を市場外で旭化成ホームズに譲渡し、旭化成ホームズから取締役1名及び取締役・監査等委員1名を受け入れるという形で行われます。

提携内容は以下の通りです。

①旭化成ホームズの完全子会社である旭化成住工株式会社(以下「旭住工」といいます。)から建物用鉄骨部材を製造受託

②千葉工場の敷地の一部を旭化成ホームズに賃貸する。その賃貸を受け旭化成ホームズは鉄骨部材工場を新設

③新設された工場を当社は旭化成ホームズより賃借し又製造設備については旭住工より賃借

 

業務資本提携における中央ビルト工業の享受するメリットの大きさを考える

①だけを見ても、今日の上昇を引き起こす程度に十分大きな材料だったと思います。

 

 旭化成ホームズは連結売上高6000億円を超え業界大手企業であり、同社は”重量鉄骨による構造上の強さを売りとした”ハウスメーカーで建物用鉄骨部材は同社にとって重要なキーパーツであると言えます。

 

そのキーパーツを旭化成ホームズに提供する役割を担う旭化成住工株式会社(旭化成ホームズ完全子会社)から建物用鉄骨部材の製造を受託ということで、この時点でどの程度製造受託するかにもよりますが、16年3月期に売上85億円だった中央ビルト工業にとっては大きな業績への貢献が見込まれると考えています。

 

また平成28年7月頃まで中央ビルト工業と旭化成住工との間で同部材の製造等取引はあったというものの、今回は旭化成住工の親会社である旭化成ホームズとの業務資本提携ということでそれまで以上に深い関係での取引が行われるとも推測できます。

 

さらに②、③によれば、

「中央ビルト工業の千葉工場の敷地の一部を旭化成ホームズに賃貸→その土地に”旭化成ホームズが”鉄骨部材工場を新設→新工場及び製造設備を中央ビルト工業が賃借する」という形式をとることになります。

 

どの程度の生産能力を持つ新工場になるかという調査は必要ではありますが、新工場を建設するほどの契約ということもあって、この業務提携によって中央ビルト工業が日本有数のハウスメーカーに対して大きな役割を担う企業となったと言えると思います。

また中央ビルト工業にしてみると、通常であれば財務上大きな負担も伴う大規模設備投資が必要とされるであろう大型契約にも関わらず「全て賃借」する形(*現在当該敷地にある機材等の移転費用は必要)での生産設備の確保ができてしまうので、早い段階から大きな収益にも繋がっていくのではないでしょうか。

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旭化成ホームズ株式会社が筆頭株主となり、また同社及び旭化成株式会社の関係会社に

また第三者割当も行われますが、複数期間での終値平均が110円台~120円台前半であるにもかかわらず発行価格は150円と大きくプレミアムが付いた形であり、今日の高値を購入した株主以外の株主全員が経済的な不利益を被らない非常に良い内容のものであると言えます。

 

当該割当で発行される株式数は発行済み株式総数の14.98%に及びますが、本提携は両社の関係強化を目的としたものであり、今後さらなる関係強化も見込まれるため希薄化した分がここ数年で市場に出回るということも考えにくく、マイナスに捉えるべきものではありません。

 

さらに現在中央ビルト工業の筆頭株主であるアルインコ株式会社が保有する同社の発行済み株式総数の33.69%にあたる681万株のうち460万株を旭化成ホームズ株式会社に対して本第三者割当と同条件の1株につき150円で譲渡することも決定し、これにより旭化成ホームズの中央ビルト工業株の持ち分を32.99%保有することになります。

その結果、中央ビルト工業は旭化成ホームズ株式会社の関係会社になるとともに、旭化成ホームズ株式会社の株式100%を保有する旭化成株式会社の関連会社にもなります。

 

本業務資本提携契約締結による中央ビルト工業の今後について

業界大手の旭化成ホームズ株式会社との関係強化により、中央ビルト工業の業績は大きく向上していくものと考えています。これまでも両社の間には取引関係は存在していましたが、新工場建設等も含めた提携ということもあり、これまでの中央ビルト工業の生産設備では不足する程度の、またはそれに近い程度の取引が行われることが予想されます。そのため株価も旭化成ホームズが支払うプレミア付き以上の株価は優に超えてくるのは確実だと確信しております。本日は139円で引けておりますが、これは単にまだその材料の大きさに気づいていない人が多いのだと解釈しています。

 

Twitter等のSNSを確認しましても、注目されているのは「第三者割当で1株につき150円」という部分に触れている方が多く、新工場建設であったり製造受託であったりという部分にはあまり触れられていないように感じました。

 

今すぐにでも買いに向かいたいですが、残念ながら先立つものがまだそろっていないので、できれば週末に向けて株価が下落することを祈ってます(^^;